『“せんせい”のくせに。』


『ちょっと、服まくるよ?』


優しい手つきでシャツを、
まくる圭太に不覚にもドキドキしてしまう。


「こ、こんな所でダメだよ」

『え?』

「へ?」

『ふっ、さすがに勤務先では
おそわねぇよ。診察だよ、診察。』


うわ、恥ずかしすぎるっっ
……魔法が使えるなら
ここから消えてしまいたい。
< 87 / 119 >

この作品をシェア

pagetop