『“せんせい”のくせに。』


「、分かったよっ」


好きな人の前で、自ら服をまくることがこんなに恥ずかしいとは思っていなかった。

シャツを持つ手は、震えるし。

顔だって、熱くなるし。

苦しいぐらいに、ドキドキする。


「、これでいいでしょ?」

『……え?あぁ。』


しばらく、きょとんとした目で
私を見ていた圭太はそう言って
身体に聴診器を当てた。
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