十六夜姫と青き月の国


ですが王は口には出さずとも世継ぎの事を考えていました。


世継ぎの争いで血は見たくない。


青い月の国が血に染まる赤い月の国になるわけにはいかない。


王の中では望月王子を世継ぎと決めていました。


つまり…


姫が産まれる事を願っていたのでした。


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