博士とわたしのクローバー
出逢い
「はあ、はあ、はあ・・・」
土砂降りの雨が降る中少女がダンボール箱を抱えて走っていた。
長い茶髪をなびかせて。
「ついた・・・」
目の前には小さな研究所があった。
~生物研究所~ と書かれてある。
ここには入った事はないし、中にいる人も見たことがなかった。
少女は少し戸惑ったが躊躇している暇はない。すぐに中に入った。
「すいません、誰かいませんか!」
すると
「おや、だれだい」
奥から出てきたのは白衣を着てていかにも博士という感じの男の人だった。
「すいません、この子を助けてください!」
そう言って少女は博士にダンボール箱を差し出した。
中を覗くと隅でうずくまってる子ねこが居た。
「これは・・・」
ダンボール箱を博士に渡した。
博士は少し考えて、奥に行った。
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