博士とわたしのクローバー

研究所の動物

～翌日〜

「優花、もうお昼だから動物たちにご飯をあげるよ」
「はーい！」

研究所の奥にはとても広い庭がある。
そこにはいろんな動物たちが居て、そこでクローバーも飼っている。

「チャゲ、シロ、クロネ、クローバー、ご飯だよ！」
「ニャーン！」
「ワン！」

呼びかけると焦げ茶や真っ白の犬や真っ黒の猫、
そしてクローバーが駆けてきた。
餌をあげるとバクバク食べる。

「今日も体調はよしと･･･」

向こうを見ると博士が鳥たちに囲まれている。
20匹はいるだろう。
あれだけの数の鳥を全員調べているのだから驚きだ。
まだ私には犬と猫しか任せてくれないけどいつか私もあの鳥たちに
囲まれる日はくるのかな？
それだけじゃない。まだ向こうには馬やうさぎなどいろんな動物がいる。
それにしてもどこからこの動物たちが来たのだろう。
昨日も気がつかないうちにチャゲがここに来てた。

「博士、昨日の夜チャゲがここにいたんですけどどこから来たんですか？」
「ああ･･･チャゲは昨日捨てられていたのを拾ってきたんだよ。」
「え！」