博士とわたしのクローバー
研究所の1日
〜翌日〜
優花は生物研究所に向かっていた。
というのも昨日クローバーを助けてくれたお礼に助手をするという約束をしていたからだ。
研究所のドアを開けると博士がパソコンに向かっていた。
「あ、優花さん、おはよう」
「ジョイ博士おはようございます。きっ今日も宜しくお願い致しマス。」
優花はガッチガチになって挨拶をした。
というのも博士は数々の論文を書いていてテレビにもよく出ている有名人だからだ。それが分かったのは助手になる約束をしてからだった。
博士は笑って、
「あはは、そんなに緊張しなくていいよ。」
「あ・・・はい。分かりました。あと、優花でいいですよ。」
「じゃあ、優花。クローバーなら奥でご飯を食べているよ。」
「えっほんとですか!」
優花は走って奥に向かった。すると、
「わあっ・・・」
目の前には広い庭が広がっていた。
白い馬や、茶色の犬、フワフワなうさぎやたくさんの鳥が餌を食べている。
そして、
「クローバー!」
クローバーが餌を食べていたがこっちに気づいて駆け寄ってきた。
「あはっ!クローバー、元気にしてた?」
「ニャーン!」
「あれっその首輪・・・」
クローバーの首に首輪がついている。
すると博士がやってきて、
「その首輪は昨日優花が帰ったあとつけたんだよ。首輪に四葉のクローバーの模様がついてるからぴったりだと思ってね。」
「はい・・・ありがとうございます!」
優花はクローバーを離して研究所内に戻った。
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