秘密のカレはV(ヴィジュアル)系
side 瑠威
*
「おはよう。」
「……俺…なんで、こんなところに?」
「なんだ?昨夜のこと、覚えてないのか?」
目が覚めると、俺は見慣れない部屋にいた。
そこにはクロウがいて、良く見れば以前遊びに来たことのあるクロウのマンションだということに気が付いた。
彼が言った「昨夜」のことを考えた。
そうだ…かおりのことでショックを受けた俺は家を飛び出して、そして浴びるように酒を飲んで…
「ごめん…全く覚えてない…」
「やっぱり…
ま、いいや、何か食べるか?」
「いや…濃いコーヒーだけでいいよ。」
「オッケー。」
クロウがコーヒーを淹れてくれる間、俺はカウンターテーブルに腰かけて、痛む頭をさすっていた。
頭はがんがんしてたけど、それよりも胸の方がずっと痛かった。
「はい、お待ち遠様。」
良い香りを立てるコーヒーが差し出された。
「ありがとう…それと…迷惑かけてごめんな。」
「ノープロブレム!」
たった一言そういうと、クロウは俺の隣で、同じようにコーヒーをすすった。
「おはよう。」
「……俺…なんで、こんなところに?」
「なんだ?昨夜のこと、覚えてないのか?」
目が覚めると、俺は見慣れない部屋にいた。
そこにはクロウがいて、良く見れば以前遊びに来たことのあるクロウのマンションだということに気が付いた。
彼が言った「昨夜」のことを考えた。
そうだ…かおりのことでショックを受けた俺は家を飛び出して、そして浴びるように酒を飲んで…
「ごめん…全く覚えてない…」
「やっぱり…
ま、いいや、何か食べるか?」
「いや…濃いコーヒーだけでいいよ。」
「オッケー。」
クロウがコーヒーを淹れてくれる間、俺はカウンターテーブルに腰かけて、痛む頭をさすっていた。
頭はがんがんしてたけど、それよりも胸の方がずっと痛かった。
「はい、お待ち遠様。」
良い香りを立てるコーヒーが差し出された。
「ありがとう…それと…迷惑かけてごめんな。」
「ノープロブレム!」
たった一言そういうと、クロウは俺の隣で、同じようにコーヒーをすすった。