秘密のカレはV(ヴィジュアル)系
そんな祈りにも似た気持ちを抱いている時……
「えーーーっ!無理だよ、そんなこと…!」
「無理じゃないって!
あたしは、文章はからっきしだけど、あんた、携帯小説を書いてたことあるじゃない。
それに、元々、本好きだし。」
「携帯小説なんて書いてないってば。
……書いてみようかなぁって言っただけだよ。」
「それだけでもすごいんだよ。
あたしなんて、最初からそんなの無理ってわかってるもん。
私には小学生の作文程度のものしか書けないの、自分でもよくわかってるもん。」
「でも……」
「お願い!
あんたしか頼れる人はいなんだから…!」
手を合わせて、さゆみが私を拝む。
やめてよ…そんなことされたら、断りにくくなっちゃうじゃない…
結局、私はさゆみの粘りに負けて、彼女のお願いを聞くことになってしまった。
それは、瑠威へのラブレターの代筆。
さゆみは、次のライブの時にプレゼントと共に、想いを綴った手紙を渡すつもりらしい。
シュバルツの瑠威としてではなく、一人の男性として好きだという気持ちをストレートにぶつけたいのだとか…
だけど、さゆみはとにかく文章が大の苦手…
本当なら面と向かって告白したいらしいけど、ただのファンがそんなに話をする機会なんてあるはずがない。
だから、手紙を渡すことにして、その代筆を私に頼んで来たっていうわけだ。
「えーーーっ!無理だよ、そんなこと…!」
「無理じゃないって!
あたしは、文章はからっきしだけど、あんた、携帯小説を書いてたことあるじゃない。
それに、元々、本好きだし。」
「携帯小説なんて書いてないってば。
……書いてみようかなぁって言っただけだよ。」
「それだけでもすごいんだよ。
あたしなんて、最初からそんなの無理ってわかってるもん。
私には小学生の作文程度のものしか書けないの、自分でもよくわかってるもん。」
「でも……」
「お願い!
あんたしか頼れる人はいなんだから…!」
手を合わせて、さゆみが私を拝む。
やめてよ…そんなことされたら、断りにくくなっちゃうじゃない…
結局、私はさゆみの粘りに負けて、彼女のお願いを聞くことになってしまった。
それは、瑠威へのラブレターの代筆。
さゆみは、次のライブの時にプレゼントと共に、想いを綴った手紙を渡すつもりらしい。
シュバルツの瑠威としてではなく、一人の男性として好きだという気持ちをストレートにぶつけたいのだとか…
だけど、さゆみはとにかく文章が大の苦手…
本当なら面と向かって告白したいらしいけど、ただのファンがそんなに話をする機会なんてあるはずがない。
だから、手紙を渡すことにして、その代筆を私に頼んで来たっていうわけだ。