消えた帽子の行方
女学院でも友達ができることはなく、3年間ひとりだった



宿題と小テスト、宿題と小テスト、真っ暗な未来のため毎日を費やしていた









だが、三年生になると流石にそうはいかない



何もない未来のためになんか勉強できない



そんなことを言っていたらこの先やっていけないことは分かっている



皆今すべきことを必死に頑張っているんだ


だから私も頑張らなくちゃいけない


でも体が頭が言うことをきかない










そのまま月日は流れて12月になった



もう私の精神はもたなかった






その時前々から考えていた計画を思い出した





「自殺」



こんな世の中に未練なんかない


失うものも何もない



だから私は…
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