突然来た同居人。
「じゃー次はお化け屋敷だな。」
「むりだね。」
「だから即答かよ。」
「だって怖いもん。」
「ホラー映画見てるじゃん。」
「ホラー映画も最近からだもん。
碧がいるから。
それにお化け屋敷とは別物だもん。」
「いいじゃん、俺いるし。」
「お化けが男の人だったらやだ。」
「それは絶対言い訳だろ。」
「絶対やだ。」
「えー、せっかくきたし。
俺のとこ掴まってればいいじゃん。」
「………それ目的とか言わないよね?」
「そういうのないと芽依から来てくれないし。」
「手繋いでるよ?」
「俺からな。」
「………恥ずかしいし。」
「お化け屋敷行こ。」
「意地悪だね。」
「いいじゃん。
怖いくらいが楽しいんでしょ?」
「ものが違うもん。」
「ほら、空いてる。行こ。」
「えー!」