突然来た同居人。
嫉妬
それからというもの、体育祭の準備はけっこうな頻度あって
帰りが遅くなる日ばかりだった。
松尾くんはあれから話しかけてくることはなくなった。
………やっとわかってくれたかな?
一応業務連絡とかはあるんだけど
それくらいならね。
さすがにあたしはそこまでひどくない。
「今日はこれだけか。」
これならすぐ終わりそう。
「松尾くん、そっち持ってくれる?」
仕事での会話なら我慢できる。
「うん、わかった。」
あたしたちは協力しつつ、
1時間ほどで作業を終えた。
「お疲れ様。」
あたしは松尾くんにそれだけいって
碧のところへ向かった。