突然来た同居人。
クリスマス
「んー……どうしよう…。」
季節は冬、来週はクリスマスです。
あたしと碧は本当に下らない小さな言い合いはあるものの、
大きな喧嘩はなく毎日仲良く過ごしている。
「芽依、まだ悩んでんの?
もう来週だよ?」
そう、クリスマスプレゼント
まだ調達できていません。
「だって……迷うし……
それにさ、碧っていつもいるから買いにいけない。
出掛けようとすれば必ずついてくるし…。」
「あそこまでベタ惚れになる男も珍しいよね。
いいじゃん。芽依裸になってりぼんつけとけぱ。
まだやってないんでしょ?どうせ。」
「そんなの無理に決まってるでしょ!」
こっちは真剣なのに……。
「ネットで頼めばいいじゃん。
まだ間に合うよ?」
「でも家に届くんだよ?
碧絶対教えてっていうよ。」
「芽依のことはなんでも知りたがる男だからね。」
………そんなことも好きだけどさ。
「じゃあ私んち使いなよ。
そうすれば学校で渡せるし。ね?」
「いいの?」
「それくらいいいよ。
早く注文しなさい。」