突然来た同居人。



「母さん、俺行くよ。


でも、高校卒業したらまたここに住みたいから。


おばさん、いい?俺また来ても。」



「もちろん。

碧くんなら大歓迎よ。


部屋はあのままにしておくから。

いつでも帰っておいで。」



「ありがとう。


三学期終わるまではここにいられるんだろ?」



「えぇ、待つわ。


でも編入試験とかはあるから

その時は福岡まで来てね。


学校は東高と同じくらいのとこに決めていい?」



「どこでもいいよ。」



「じゃあ手続きしておくわ。

碧も担任の先生に伝えておくのよ?


お母さんからも学校には連絡しとくから。」



「わかった。」



「じゃあ突然来てごめんね。


飛行機の時間あるから帰るわ。


芽依ちゃん、碧のことよろしくね。」



「はい。

またお待ちしています。」





そうして、碧のお母さんは帰っていった。


< 270 / 468 >

この作品をシェア

pagetop