突然来た同居人。
冬休みになってから、
というか碧と寝るようになってから
あたしは朝が遅い。
今日もすでに10時を過ぎている。
「寝すぎた……」
「芽依最近よく寝るよな。」
「なんかね。
碧と一緒だから安心するのかも。」
「はは、俺とは反対だな。」
「え?」
「俺は芽依が気になってずっと見てる。」
「………あたし、いない方がいい?」
「いや、いて。
今さら離れて寝れない。」
「ならよかった。
こんな時間もあたし好き。
二人だけで。」
「だな。
いつでも抱き締められるしキスできるし
ずっとベッドの中にいたい気分。」
「あたしも。」
でも結局すぐに起きて支度して
あたしたちは初詣へ出掛けた。