突然来た同居人。
学校が始まりました
短い冬休みはあっという間に終わり
今日から三学期です。
最初は同居してることを隠していたけど
付き合ってからは嫌がらせもなく
そしてもうすぐこの同居生活も一時中止となるから
バレてもいいやってことで今日からは一緒に家を出た。
「紗希、おはよ。」
教室につくと紗希がすでにいた。
「おはよ。久しぶりだね。
あけおめじゃん。」
紗希とはクリスマスに啓介くんちで会った以来。
「芽依、大丈夫?」
「もうね、考えないようにしてる。
今を楽しむだけだよ。
その話題になっても極力明るく振る舞ってる。
気抜くと泣いちゃうから。
行かないでなんて言えないもん。」
「うん、そうだよね。
あと2ヶ月しかないもんね。
落ち込んでる場合じゃないか。」
「うん、そんな暇はないよ。
とにかく今は楽しんで楽しんで
笑顔で送り出すの。」
「芽依は強いね。」
強い、か…。