突然来た同居人。




「ずっと見てますって。


なんか怖いね。」



「俺も芽依のこと見てたけど。」



「でもそれって目で追ってるっていうか

無意識じゃない?


目に入ったら見ちゃってる、みたいな。



でも見てますってあえて言っちゃうのは意図的っていうかさ、


見るためにあなたを追ってますって感じしない?」



「まぁ、確かに。」



「しかも家まで知ってるみたいだし。」



「え、そうなの?


さすがに俺もそこまでじゃないわ。」



「今も見られてたりして。」


あたしは笑いながら言った。



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