突然来た同居人。




「これ、秋月見たいかと思って。」


急に現れた啓介くんの手にはたくさんの手紙。



「これってあれ?」



「そう、あれ。」



「こんなに…?

でも紗希はクリスマスくらいからって……。」



「秘密な。」



「見ていい?」



「いいけど、どれも一緒だよ。」



あたしは中を見たけどすべて同じ字で

同じ内容だった。


それがまた不気味。



「これいつも靴箱に?」



「机の中とか。

体育の後制服のポケットにとか。」



「えー、なにそれ。

気持ち悪!」




そっか、だから紗希は気がつかないのか………



「………誰なんだろ、これしてるの。

普通に怖いじゃん。」



「誰だろうなー。

この学校のどこかにいるんだろうなー。」



なんか他人事ですね………。



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