突然来た同居人。



放課後ー


あたしは教室で碧を待っていた。



昼休みは結局あたしが啓介とばかり話してたから

碧がいじけてしまって話は終了。


ま、いいんだけどね。



碧まだかな~と待っていると


「よ、秋月。」



「あれ、啓介くん。

なに?用事?」



「碧、あの件で担任に呼ばれてるから

秋月一人だし碧がついててって言うからさ。」



「あたし一人でも平気なのに。」



「他の男に絡まれたくないんだろ、碧は。」



あー、なるほどね。納得。



「でもごめんね、なんか。」



「いいよ。俺も紗希いなくて暇だし。」




あたしたちはそれから紗希の話や

碧の話をして盛り上がった。



今ではもう教室にはあたしたちしかいない。



「碧、遅いね。」


転校か………。


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