突然来た同居人。



その日は何もないまま、翌日。



………碧、遅いな……。



朝御飯とお弁当を作り終えたあたし。


いつもなら碧はとっくに起きている時間。



………寝坊?



学校が始まってから5時起き習慣に戻り、

あたしはいつも碧のベッドから抜け出している。




コンコン……


「碧?起きてる?」


部屋のドアをノックしてみるが応答なし。


仕方なくドアを開けた。



「碧?寝てるの?」



碧はベッドに寝たまま。


「碧………。」



あれ?熱い……。


「ん…芽依?」


「碧熱ある。今日は休みね。

ちょっと待ってて。」



あたしは急いでお粥の支度をした。




「えーと、体温計と薬…。

あとは氷枕じゃ寒いかな…」



結局、体温計と薬と熱冷まシート、タオル、飲み物をもって


一旦部屋へ向かった。



「熱計って。

汗拭くよ?


飲み物と薬ここ置くから。」



あたしは汗を拭いて熱冷ましを貼って

お粥作りのためにキッチンへ降りた。



< 321 / 468 >

この作品をシェア

pagetop