突然来た同居人。
その日は何もないまま、翌日。
………碧、遅いな……。
朝御飯とお弁当を作り終えたあたし。
いつもなら碧はとっくに起きている時間。
………寝坊?
学校が始まってから5時起き習慣に戻り、
あたしはいつも碧のベッドから抜け出している。
コンコン……
「碧?起きてる?」
部屋のドアをノックしてみるが応答なし。
仕方なくドアを開けた。
「碧?寝てるの?」
碧はベッドに寝たまま。
「碧………。」
あれ?熱い……。
「ん…芽依?」
「碧熱ある。今日は休みね。
ちょっと待ってて。」
あたしは急いでお粥の支度をした。
「えーと、体温計と薬…。
あとは氷枕じゃ寒いかな…」
結局、体温計と薬と熱冷まシート、タオル、飲み物をもって
一旦部屋へ向かった。
「熱計って。
汗拭くよ?
飲み物と薬ここ置くから。」
あたしは汗を拭いて熱冷ましを貼って
お粥作りのためにキッチンへ降りた。