突然来た同居人。
「なに、俺のこと好きだったの?」
駿くんは女の子に話しかけた。
「でも俺、君みたいな子嫌いなんだよね。
啓介のこと追い詰めて、なにしたいの?
好き?笑わせないでよ。
そんなの恋じゃないし。
芽依ちゃんのこともさ。
碧が傷つくじゃん。
俺の友達傷つけないでよね。
わかったらさっさと帰って。
もう二度とあんな手紙出さないでね。」
駿くんがそういうと女の子は顔を赤くして去ってった。
「……あの、ありがとう。」
「どーいたしまして。
それよりさ、俺芽依ちゃんに聞きたいことあってついてきたんだよね。」
「聞きたいこと?」
「碧と一緒に住んでんの?」
「………え?」
「さっき担任が言ってるの聞いた。
どうなの?」
「………本当です。」
「へー、やっぱり。
だから碧と付き合ったんだね。
碧夏休み中も芽依ちゃんとどうしたら仲良くなれるか
一人で悩んでたのにさ、
夏休み開けてすぐ付き合ったじゃん?
おかしいと思った。」
「………ご内密に。」
「うん、俺言わないから安心してよ。
ってか送るし。帰ろ。」
駿くんはそういってあたしの腕を引っ張った。