突然来た同居人。



それからあたしたちはご飯を食べ終えた。



「啓介、はいこれ!

今年も形はいびつだけど……」


「さんきゅ。

食べていい?」


啓介くんはそう言って食べ始めた。




わー…ほんとに食べてる。

チョコ似合わない。



「うん、うまい。」


あ、よかった。


教えたのがあたしだからやっぱりちょっと不安だった。



「ってか秋月はなにそんな見てるわけ?」


「っえ!……いや、似合わないな、と…。」



「俺チョコとか嫌いそう?」



「うん……まぁ。」



「まぁ普段は食わないけど。

嫌いじゃないしもらったら食べるわ。」



「へー、意外。」



「ってか芽依、俺には?」



「あ、うん!あるよ。

リクエスト通り。」



「食べていい?」


「いーよ。

これフォークね。」



< 349 / 468 >

この作品をシェア

pagetop