突然来た同居人。
「どっちからコクったわけ?」
悠太が楽しそうに聞いてくる。
「俺。1年半片想いしてた。」
「うわ、やば。1年半とか。」
「その期間俺委員会一緒のやったりしてたのに
俺のこと全く知らなくてさ、
しかも彼女男嫌いでさー。絶望的。
結局急接近してダメ元でコクったらうまくいった。」
「へー。こんな可愛い子がねぇ…。」
「つーか見すぎ。写真返せよ。」
俺は悠太から写真を奪った。
「………碧ってまさかめっちゃ嫉妬する方?」
「………わりーかよ。」
「まじかよ、似合わねー!
つーか彼女嫌がんねーの?」
「嫌がらない。
俺がどんだけ嫉妬しても束縛しても
全部俺が不安にならないようにって聞いてくれる。」
「へー、ってのろけかよ。」
「彼女のことならいくらでも話せるわ。」
「もういいわ。」
「はー、会いてー。」
「碧、うざい。」
………うざいって…。
そんな話をしてたら昼休みも終わった。