突然来た同居人。



碧の部屋はあたしがこまめに掃除をした。



前と違うのは物が戻ってきていたこと。


あたしのあげた時計も定位置に戻っている。



「芽依、電気消してこっち来て。」



あたしは電気を消してベッドに入った。



「ふふ、久しぶりだー。」


あたしは碧に抱きついた。



「芽依、俺のことずっと好きでいてくれた?」


「もちろん。ずーっとだいすき。」


「よかった。芽依モテるし心配だった。」


「碧が言ったんだよ、

好きな人にモテなきゃ意味ないって。


あたしは碧だけだよ。」



「ん。俺も芽依だけ。

やっと帰ってこれたな。」



「おかえり。」


「ただいま。

好きだよ。」



そう言って碧はあたしにキスをした。


半年ぶりにする、キス。


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