突然来た同居人。
家につくと、碧が外にいた。
「碧?なんでそこにいるの?」
「……芽依が遅いし連絡もとれないから外で待ってた。
啓介と一緒だったんだ?」
「あー……うん。
ちょっとね。」
「じゃ、俺帰るから。」
「あ、啓介くん。
さっきは本当にありがとう!」
「別にいいよ。
じゃーな。」
そう言って啓介くんは帰っていった。
「二人で何してたの?」
「え?えーと
あたしが委員会の顧問に捕まって、体育祭の準備を任されて、一人でやってたら啓介くんがきて、最後ちょっと手伝ってもらったってとこかな。」
「それだけ?」
「うん、それだけ。」
「そっか。
家はいろ。」
「うん。」