クリスマスなんていらない
メンバー「なーにーー? ついに玲恩も彼女
見つけちゃった感じ~~~?」




玲恩の肩に肘でグリグリと押し付けからかうと
「そんなんじゃないよ」とサラリとメンバーを押し退けた
その言葉にチクリと胸が傷む




メンバー「ハイハイッ!! リーダーには俺か
ら言っといてやるから、せめて後か
ら顔出しに来いよッ!!」




そう言うと「おじゃましました~~♪」となぜか嬉しそうに去って行ったのだった




玲恩「はぁ~~」



深くため息をつくと、「ごめんね」と一言謝った




玲恩「あいつ昔からああなんだ。
根は悪い奴じゃないんだけどね」





そして「あっ!!」と何かに思い出したかの様に声を上げると





玲恩「そういえば俺の名前、まだちゃんと言っ
てなかったよね?
俺の名前は冴嶋玲恩(さえじまれおん)」



自己紹介し右手を差し出す、「君の名前は?」





美雪「あっ・・・」




右手をゴシゴシとコートて一度拭いた後




美雪「白石美雪(しらいしみゆき)ですっ!!
今日はこんな素敵なステージにご招待
して下さって本当にありがとうございま
したっ!!」



玲恩「美雪ちゃんか。よろしくね」




そしてまた、あの時様にニッコリと微笑んで
握手を交わした





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