Happy Christmas♪
「クッ!クククク…」
「な、何が可笑しいんですか?メイクが出来ないから笑わないで下さい」
「わ、悪い!だ、だけど…ハハハ…」
大爆笑してる。
な、なんなのよ!
メイク出来ないじゃない。
「漣君、いい加減にして下さい」
「瑞希、漣でいいから」
「何度言ったら分かるんですか!今は仕事中です」
「だけどせっかく矢野さんが気を使ってくれたのに」
「ち、ちょっと漣君」
メイクの手を止められて宙ぶらりんになった私の腕を引っ張り引き寄せられる。
「暫く逢えてない」
『逢えてない』って確か三日前も…
「違うって!仕事で逢ってはいてもプライベートで逢えてない」
「……」
そりゃ年末だから仕方ないじゃない。
私のそんな表情を読んだのか
「相変わらずクールなんだから」
チュッ!
唇を奪われた。