Happy Christmas♪


冬の朝日をカーテン越しに浴びて

「目が醒めた?」

「瑞希、起きてたのか?」

「うん」

「だいぶ前から?」

「シャワー浴びて着替える時間くらい」

「起こしてくれたらいいのに」

「フフフ…気持ちよさそうに寝てたから」

安心感と充足感から二人ぐっすり眠っていた。

「ごめん」

ベッドから上半身を起こして

「謝ることなんてないよ。よく寝てもらって今日も仕事を頑張ってもらわないと」

「瑞希も仕事だろ?」

「うん。漣もシャワー浴びて来たら。朝御飯の支度するから」

「ん」

いきなりベッドから脱け出す。

「も、もう漣」

素っ裸のままなんだもん。

「今更恥ずかしがることなんてないだろ。俺の裸なんて何十回と見てんだから」

「ば、馬鹿」

「出た!瑞希の口癖」

「もう!さっさとバスルームに行きなさいよ。いつまでも裸でいたら風邪引くわよ」

「はいはい。ハハハ…」

笑いながらベッドルームから出て行く。

ベッドを軽く整えて

さ、朝御飯の準備しよう。



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