先輩、私のこと好きになってくれますか?





それから必要なものは買って
ずっと屋上の階段のところで食べたりお話ししたりを繰り返してた。



「こんなに食べたら太っちゃいます…」



「なーに言ってるの?
もう少し肉をつけたほうがいいって。
もういつも折れちゃいそうって思ってるよ」



出た。



大体の人はそうやって、
太ってないよ!とかもう少し太ったほうが〜って言うんだ!!

私は惑わされないからなっ!



そんな意味を込めてむすっとした表情で先輩を見ると、可愛いって言われた。



それだけで顔が赤くなってしまう。



「先輩は…」



「ん?」



「…な、なんでもないです」



私、今、好きなタイプ聞こうとしてた…。

やっぱりこういうの聞くのって
恥ずかしいけど、
現実を見るよね…。



「だーめ、言って?」



そんな甘い声出されても…!
誘導されないんだからっ





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