先輩、私のこと好きになってくれますか?
大翔先輩に、ぜひ!と言う返事をして
沙耶ちゃんに髪の毛をやってもらった。
学校だから髪を巻くとかは出来なかったけど、
やっぱり沙耶ちゃんの腕はすごい…。
ブー、ブー、と携帯が震えてディスプレイを確認してみると、某アプリで先輩からメッセージが届いてた。
「なんだって?」
「えっと……
《 校門の前に集合! 》
だって!」
「じゃあ早く行かなきゃね!
校門まで一緒に帰ろっか」
沙耶ちゃんの言葉に頷いて、
2人並んで教室を出る。
何があったか夜に連絡!
という約束をして、沙耶ちゃんと別れると
そのすぐ後に大翔先輩が来た。
「ごめんね、待たせちゃったかな?」
「いえ!今来たところです!」
「良かった。それじゃあいこっか?」
先輩と私の家は近いから、
なんだか前みたいに一緒に帰ってる感じがするけど…
自分の家の前を通過した時、
もっと一緒にいれるんだ!って嬉しくなった。