先輩、私のこと好きになってくれますか?





それから1時間して、
先輩の休憩しようかの一言で休憩。



お茶を飲みながらぐでーとしてると、
先輩に手招きされて

よく分からないけど先輩の近くまで行くと…



「わわっ!」



突然引き寄せられて、

大翔先輩の胡座の上に座らせられた。



「お、重いので降ろしてください…」



「むり」



即答ですか…。

っていうかなんでいきなりこんなことを!!



「休憩に癒しは必要だよね」



「…?まあ、そうですね…」



「そういうこと」



…どういうこと?

休憩に癒しが必要なのは分かるけど、
それが何とどう繋がってるのか…。



「つまり、俺の癒しが柚乃ちゃん。
分かった?」



わ、私が癒し!?

私なんかで先輩の疲れが飛ぶほど
癒せないと思うんだけど…!!



未だにぎゅーっと抱きしめてる先輩。



唯一の救いは、向かい合わせじゃないこと。





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