先輩、私のこと好きになってくれますか?
先輩は未だに私を抱きしめたまま、
私の肩に顔を埋めてる。
部屋は暖かいし、先輩の腕の中は安心するしで
うとうときてきちゃった…。
「寝そう?」
頭上から優しい声が降ってきた。
うとうとしてたから気づいたのかな?
「眠くなってきたので、
もう話してくださいっ!」
そう言うと、先輩は渋々とだけど
やっと離してくれた。
ふぅ、ドキドキした…。
さっき座ってた場所に戻り、別のワークを出すと先輩はそのワークを取り上げた。
……え?なんで!?
「ねぇ、柚乃ちゃん。」
「は、はい…」
すごく真剣な表情で言われ、
私まで変な緊張が……。