先輩、私のこと好きになってくれますか?
「柚乃ちゃん!もちろん、泊まっていくわよね??」
「と、泊まり…!?」
「ちょっと母さん、何言って…」
さすがの大翔先輩も、
亜紀さんの発言には驚いたらしく
目をまん丸にして聞き返してた。
「だって明日、日曜日でしょう?
土曜の夜はお泊まりしなくちゃ!」
「え、いや…あの……」
「お母さん!私と夏海、
お菓子の材料とか今日の晩御飯の材料追加して買ってくる!」
「本当?ありがとう〜!
お菓子何作ろうかしら…」
亜紀さんたち3人は、もはや自分たちの世界から帰ってくることなく、
嵐のように来て去っていった。
…え、もしかしてお泊まり決まってる!?
「…ごめんね、柚乃ちゃん。
あそこまで行くと、俺も父さんも止められないんだよね…」
ということは…やっぱり?
「ご飯、買い直ししに行っちゃったみたいだし、良かったら泊まって行って?」
…なんということですか。
恐るべし、香月ファミリー…!!