先輩、私のこと好きになってくれますか?





「柚乃ちゃん」



「はい?」



名前を呼ばれて先輩を見れば、
すごく真剣な表情をしてる。



「好きになってくれて、ありがとう」



「わっ、私の方こそ…ありがとうございます」



そんなに優しい笑顔を向けられたら、
私の心臓はうるさくなっちゃいます…。



そんなことも言えないけど、

負けじと笑顔を返す。



それから、先輩は家に帰って、
私は部屋で今日のこと思い出しては布団に頭を埋めた。



理央くんに、沙耶ちゃん。


2人にグループトークで一連の出来事を話すと、
お祝いメッセージがたくさん。

そして、何があっても守るよっていう
2人からの言葉に、泣いちゃった。



本当に、私の周りには素敵な人だらけだ。





< 181 / 231 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop