先輩、私のこと好きになってくれますか?
「どうしたの?元気ないね」
「…体重計、乗りました」
「なるほど」
ぽんぽんと先輩の隣に座るように言われたので
先輩の隣に行くと、耳元で
“ 浴衣姿、すごくかわいい ”
って甘い声で言われて、のぼせそう。
おふろ上がったのに、のぼせそう。
「柚乃ちゃんはもうちょっと太るべき」
「痩せるべきです」
「いつも思うんだけどさ、
なんか折れちゃいそうなんだよね…」
「えぇ…」
そう言いながら先輩は、ご飯食べよ。
と言ってきたので、いただきます。と声を揃えてご飯を食べ始める。
「たくさん食べてね」
「お、抑えます…」
「今日は特別なんでしょ?」
「はっ…!確かに!」
私って、単純だと自分でも思う。
結局ご飯をペロリのたいらげてしまい、
露天風呂にも入ることになってしまった。
今お腹出てるのに…