先輩、私のこと好きになってくれますか?
今日はクリスマス!
と、言っても、デートはしてませんよ!
だって先輩受験生だし。
だけどクリスマスはちょっと特別。
家でシチューを作ってきて
それを先輩のお家へ
持って行くことにしました〜!
《 今から先輩のお家行きますね! 》
携帯見てなさそうだけど、一応連絡。
歩いでほんの数分。
先輩のお家に着いた私はインターホンを押そうと手を伸ばした。
…んだけど、
──ガチャ…
押す前に扉が開いて、
先輩が顔を出して手招きをしてきた。
……携帯、見てたのかな。