先輩、私のこと好きになってくれますか?
「クリスマスだし、俺も顔見たいなって思ってたんだよ」
先輩のお部屋に上がらせてもらい、
ベッドに座らせてもらう。
紙袋をゴソゴソし、お目当のタッパーを出すと先輩は首を傾げた。
「先輩のために作ってきました!」
「え、本当に?嬉しい!」
私からタッパーを受け取った先輩は
さっそく開けて中を確かめた。
そして、眉間にしわを寄せた。
「…もしかして、食べれない、とか?」
「いや、シチューは平気なんだけど…」
「…?」
そこから何も言わない先輩。
先輩視線はじーっとシチュー。
…あ、もしかして。