先輩、私のこと好きになってくれますか?
先輩が、助けてくれました!
無事に再テストも終わり、
50点満点をとった私は早速理央くんに自慢したところ。
「なんで2点のやつがいきなり…
……はっ、柚乃…まさか…!!」
「ふふん、そのまさかです!」
「カンニングしたのか!?」
「違います。私1人でしたから再テスト」
だからこそ先生も私の結果には驚いてた。
大翔先輩に教えてもらったって言ったら納得されたけど…。
「じゃあ、何でだよー」
「大翔先輩が教えてくれたの!」
「はははっ、んなわけあるか!
香月くんは人に滅多に教えないんだぜ?
俺らサッカー部だって断られてんだ」
…へ?そうなの?
「でも私の時は、大翔先輩から教えてあげよっか?って言ってくれたよ」
そう言うと、理央くんは笑顔のまま時が止まったかのようにフリーズしてしまった。
…あれ?変なこと言ったっけ?