先輩、私のこと好きになってくれますか?





それから先生が3年生から順番に名前を読み上げて行って、

私たちの名前もちゃんと呼ばれてしまい…。



やっぱりなんで自分がここにいるのかもっと分からなくなってきちゃった。



「…ということで、本番は30分前に集合するように!解散!」



結構長めのお話を聞き終えた私と理央くんはぐったり。



その場でため息を吐いてると、目の前に人影ができた。



「柚乃ちゃん、理央」



「あ、香月くん。こんにちわ!」



理央くんの言葉に合わせて解釈。

…見た感じ、いたって普通だ。



「理央はこのあとちゃんと部活来なよ?」



「分かってますよ!」



理央くん、本当にサッカー好きなんだなあ。
すごく楽しそうな表情してる。

部活が楽しいんだろうな…。





< 57 / 231 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop