先輩、私のこと好きになってくれますか?
「…先輩が、私のこと好きになってくれるように…頑張ります!」
「うん…期待してるよ」
先輩はそう言って、またね。と手を振りながら体育館から出て行った。
その場に残された私と理央くんは、少しの間何も喋らなかったけど、
「良かったな」
って、理央くんが沈黙を破った。
「…うん、私…頑張るっ!」
「おう!応援してる!」
そのあと、理央くんも部活に行くと言って走って行ってしまい、
ゆっくり帰宅した私はその夜、沙耶ちゃんにも全部話して、応援してくれる人がいる。っていう嬉しさを身に感じた。
どうやって好きになってもらえるか、
何1つ分からないけど…
とにかく頑張らなきゃ。
他の女の子たちとは違った方法で…!!