嘘つきお化けの二重線
ーもう、早速わからなくなってきた
何を書きたいのか
何を残したいのか

この頃の気持ちを思い出すのが難しい

夕野の笑顔を見て思ったこと
確かに安心だったような気がするんだ

でもそれと同時に…もっとこう

恐怖…に似た気持ちもあった気がする
長い間一緒にいた分

あいつのことでわからないのが
凄く怖い

だからきっと甘えてしまったんだ

何もかもあいつに任せて、そして…

まあ、いい

続きを書こう

次に辿るべき道はなんだっけ

ああそうだ

ー「夕野!起きろ!」

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