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そんなこんなで第二次魔導大戦中に内乱(?)が勃発した。


『あんたはいいのさﾘﾉｱ
　あんたは姉だろ？
　いくら愛しても意味は無い
　ま･私は意味あるけど
　ねぇ、少年？』


頬を人差し指でなぞるｼﾞｪｲﾅと、それに怒り、ｸﾘｽを守る様に抱き着くﾘﾉｱ。


『ｱﾅﾀみたいな変態魔女に
　交際を許す気は無いわよ！』


『いや…あの…姉さん？』


『ほら聞いたかいﾘﾉｱ!!
　少年は“いや”だってさ！』


『な…ｸﾘｽぅ…
　嘘でしょ…？？』


『え？』


ｼﾞｪｲﾅがﾘﾉｱの腕の中からｸﾘｽを奪い取り、胸に沈める。


『私の勝ちだねﾘﾉｱ！！』


そう高笑いしてると、急に大地が揺れた。


『…』


全員沈黙の後、一人の女性に焦点が当たる。


“滅土の魔女”ｴﾚﾉｱ･ｴﾘｻﾞﾍﾞｽ。


彼女が廊下に拳と云う名の鉄槌を下していた。


『いい加減にしないか!』


殺気混じりの彼女の怒鳴り声に３人の顔が真っ青になる。


『すみませんでした…』


『ｸﾘｽ！
　お前はさっさと戦場に行け!!
　ｼﾞｪｲﾅとﾘﾉｱはこっちに来い!!』


首根っこを掴まれてｼﾞｪｲﾅとﾘﾉｱがｽﾞﾙｽﾞﾙと廊下の先に消える。


そうして内乱(？)は収まった…。