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ゴッ!!!
唸りと共に、いきなり風が吹き荒れた。
ジェンを拘束していた二人は風の刃に切り付けられ、強い風圧で吹き飛ばされた。
その凄まじい衝撃に、アルとシュバルツは防御壁を展開し、若き女王とVIPを守る。
「レオン!ロック!」
「何だよコレ!」
「…くっ」
衝撃が止み、静寂が訪れる。
その静寂を女王の言葉が破った。
「無詠唱…まさか…」
ルーシャが目前の現実が信じられないかの様に立ち尽くす。
「貴方何処で“闇系譜”を…!」
ルーシャは、満足そうに葉巻を吸う男を睨み付けた。
「さぁ…言えませんよ陛下」
にやける将軍に女王は身を乗り出して言う。
「魔法を唱えるには私達の様に詠唱か印を。賢者の唱えるルーンは精霊石と鍵となる言葉が必要なハズですが…貴方の使う無詠唱は存在しない、禁忌!答えなさい将軍!貴方が何故それを!」
叫ぶルーシャを鼻で笑うジェンは、大袈裟に両手を広げた。
「さぁ?」
そうジェンが返事した途端、彼の首に冷たい刃が迫る。
「陛下の質問に答えろよ」
唸りと共に、いきなり風が吹き荒れた。
ジェンを拘束していた二人は風の刃に切り付けられ、強い風圧で吹き飛ばされた。
その凄まじい衝撃に、アルとシュバルツは防御壁を展開し、若き女王とVIPを守る。
「レオン!ロック!」
「何だよコレ!」
「…くっ」
衝撃が止み、静寂が訪れる。
その静寂を女王の言葉が破った。
「無詠唱…まさか…」
ルーシャが目前の現実が信じられないかの様に立ち尽くす。
「貴方何処で“闇系譜”を…!」
ルーシャは、満足そうに葉巻を吸う男を睨み付けた。
「さぁ…言えませんよ陛下」
にやける将軍に女王は身を乗り出して言う。
「魔法を唱えるには私達の様に詠唱か印を。賢者の唱えるルーンは精霊石と鍵となる言葉が必要なハズですが…貴方の使う無詠唱は存在しない、禁忌!答えなさい将軍!貴方が何故それを!」
叫ぶルーシャを鼻で笑うジェンは、大袈裟に両手を広げた。
「さぁ?」
そうジェンが返事した途端、彼の首に冷たい刃が迫る。
「陛下の質問に答えろよ」