captivate
コクピットに入ると操縦席でロックが、副操縦席にはレオンが計器をチェックしていた。
やがて機械的な音が段々と強く鳴り響き、モニターやメーターが動き出す。
ロックは運転席の座り心地に満足しているのか、先程からにやけっぱなしだ。
「流石だな、あの爺さん。最っ高の乗り心地だ」
そんな時、通信が入る音がした。ロックが通信を承諾すると、サイドウィンドウにギルが映る。同時にニルヴァーナが射出口へと移動を開始した。
『オウ!準備いいか!?』
「ロックハートだ。電気、回路系統、エンジンオールクリア、問題ない」
ロックがニルヴァーナの操縦形態をいじりながら応答する。メインディスプレイに“ALL CLEAR”の表示が出る。
「システム正常。全て正常位置だ」
ロックが管制塔へ報告する。
「ブースター起動…異常無しだ」
副操縦席からレオンが報告した。同時にニルヴァーナが射出口に着く。目の前のゲートが開き、コクピットには太陽の光が入ってくる。やがて機体が空へと傾き、機体が揺れた。
「いつでも行けるぜ、クリス!」
コクピットから振り向いてクリスに言う。それに頷いて力強く言葉を放った。
「飛空挺ニルヴァーナ、発進する」
この合図にロックがスロットルを入れ、物凄い爆音を鳴らしてニルヴァーナが蒼天へと飛び出した。
時同じくして、王宮では大きな窓で女王が手を組み、祈るように空に舞った船を見つめていた。
「行きましたね」
女王が声に気付き隣を見ると、窓越しに空を見ながらリノアが歩いてきた。
「ええ…リノア」
二人はしばらく大いなる蒼空を見つめていた。
やがて機械的な音が段々と強く鳴り響き、モニターやメーターが動き出す。
ロックは運転席の座り心地に満足しているのか、先程からにやけっぱなしだ。
「流石だな、あの爺さん。最っ高の乗り心地だ」
そんな時、通信が入る音がした。ロックが通信を承諾すると、サイドウィンドウにギルが映る。同時にニルヴァーナが射出口へと移動を開始した。
『オウ!準備いいか!?』
「ロックハートだ。電気、回路系統、エンジンオールクリア、問題ない」
ロックがニルヴァーナの操縦形態をいじりながら応答する。メインディスプレイに“ALL CLEAR”の表示が出る。
「システム正常。全て正常位置だ」
ロックが管制塔へ報告する。
「ブースター起動…異常無しだ」
副操縦席からレオンが報告した。同時にニルヴァーナが射出口に着く。目の前のゲートが開き、コクピットには太陽の光が入ってくる。やがて機体が空へと傾き、機体が揺れた。
「いつでも行けるぜ、クリス!」
コクピットから振り向いてクリスに言う。それに頷いて力強く言葉を放った。
「飛空挺ニルヴァーナ、発進する」
この合図にロックがスロットルを入れ、物凄い爆音を鳴らしてニルヴァーナが蒼天へと飛び出した。
時同じくして、王宮では大きな窓で女王が手を組み、祈るように空に舞った船を見つめていた。
「行きましたね」
女王が声に気付き隣を見ると、窓越しに空を見ながらリノアが歩いてきた。
「ええ…リノア」
二人はしばらく大いなる蒼空を見つめていた。