captivate

『急いで出るぞ！
　ﾛｯｸ!!!ｺｸﾋﾟｯﾄに行け!!!』


『OK!
　ﾚﾅ!操縦手伝え!』


『わ…私ぃ？』


『ｱﾙ、ﾚｵﾝ
　こいつらを休ませよう』


『了解』


ﾆﾙｳﾞｧｰﾅのﾊｯﾁが開き、急いで全員が入る。


ﾚﾅとﾛｯｸはｺｸﾋﾟｯﾄへと向かった。


『そこ副操縦席!
　目の前はﾚｰﾀﾞｰ
　ﾌﾞｰｽﾀｰﾒｰﾀｰ、ｴﾈﾙｷﾞｰﾓﾆﾀｰ!
　取りあえずﾚｰﾀﾞｰ起動して!』


ﾛｯｸが急いで操縦席に座り、指示を出す。


『ﾚ…ﾚｰﾀﾞｰ起動したよ!
　わわっ!ﾒｰﾀｰも点いた…』


恐る恐るﾚﾅが実況する。


『ｴﾝｼﾞﾝが点いたからだ！
　何色になってる？』


『全部緑!』


『っし!!!
　発進っ!!!』


ｴﾝｼﾞﾝをﾌﾙｽﾛｯﾄﾙに入れる。

ﾆﾙｳﾞｧｰﾅが発着ﾍﾞｲから放れ、同時にﾌﾞｰｽﾀｰが点火し、加速して行くが突然ﾆﾙｳﾞｧｰﾅが揺れた。


『なんだ!!!』


『対空砲だよ！』


赤いﾗﾝﾌﾟが点灯し、攻撃を受けている事を知らせる。


『ﾊﾞﾘｱを船底部に集中!』


ﾛｯｸの言葉に従い、ﾊﾞﾘｱﾊﾟﾈﾙをいじる。


『したよ！』


『よし！
　あとは全速力で逃げるぞ!!!』


ﾛｯｸが操縦桿の隣のｽｲｯﾁを押し、ﾚﾊﾞｰを引く。


するとﾆﾙｳﾞｧｰﾅは高い唸り声の様な音を出し、ﾄｯﾌﾟｽﾋﾟｰﾄﾞに入り、帝都を瞬時に横切った。