captivate
広間には大きな暖炉があり、広々としたソファが暖炉前にあるローテーブルを囲むように2つ並ぶ。
そして上座に位置する所に一人掛けソファ、対角線上にはもうひとつソファが置いてある。
そのそれぞれのソファにはロキニスとクリスが向かい合うように座っていた。
『…ふむ
いきさつは大体掴んだ
ここはレナ…君が教えたのか?』
『はい…あの…』
『あぁ構わない
何も君を責めるつもりはない
お陰で愛弟子と会えた』
老剣士は暖かい笑顔を向ける。
テーブルに置いてある、アリスのいれてくれた紅茶を一口含むと、真ん前の弟子を見据えた。
『してクリスよ』
『はい』
『私は昔からお前の家系を
知っていた…もちろんルーツも
お前の心の闇の深さも昏さもだ
ただ…魂の話は知らなかった
それが原因なのかどうかは
私の知るところではないが
お前は闇に堕ちた…
それは間違いない真実だ』
クリスが眼を伏せる。
『何もそこまで…
クリスは私を助けるために…』
シンディアが割って入る。
『私はクリスが覚醒する為の
生贄になりかけた時に
クリスの中の魂の声が聞こえた
…その時彼は!!!』
『何もクリスを責めてはいない
魔女シンディアよ…アリス
お前もよく聞きなさい』
そして上座に位置する所に一人掛けソファ、対角線上にはもうひとつソファが置いてある。
そのそれぞれのソファにはロキニスとクリスが向かい合うように座っていた。
『…ふむ
いきさつは大体掴んだ
ここはレナ…君が教えたのか?』
『はい…あの…』
『あぁ構わない
何も君を責めるつもりはない
お陰で愛弟子と会えた』
老剣士は暖かい笑顔を向ける。
テーブルに置いてある、アリスのいれてくれた紅茶を一口含むと、真ん前の弟子を見据えた。
『してクリスよ』
『はい』
『私は昔からお前の家系を
知っていた…もちろんルーツも
お前の心の闇の深さも昏さもだ
ただ…魂の話は知らなかった
それが原因なのかどうかは
私の知るところではないが
お前は闇に堕ちた…
それは間違いない真実だ』
クリスが眼を伏せる。
『何もそこまで…
クリスは私を助けるために…』
シンディアが割って入る。
『私はクリスが覚醒する為の
生贄になりかけた時に
クリスの中の魂の声が聞こえた
…その時彼は!!!』
『何もクリスを責めてはいない
魔女シンディアよ…アリス
お前もよく聞きなさい』