ヒーローのそばで。
俺は学校について、あの小さな庭園へ向かった。

ベンチに座って一息いて、ふと後ろを振り返ると一生懸命に咲く桜の木があった。

春は嫌いだ。

でも、何故か桜は嫌いじゃない。

大きな桜の木から、花びら1枚1枚楽しそうに舞う姿がとても綺麗で。

黒を知らない純白な真実のようで。


「よし。教室に行くか…」

庭園に、桜の木に元気をもらい少し楽な気持ちで教室に入った。


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