君はひまわりだった
「姫花ちゃーん?

 朝ごはんよ?」

「あっ!はいっ!」

そっか、今日から、新学期だ。

学校に行かなきゃね!



制服に袖を通す。

「制服、久しぶりに着たなぁ・・・・」

「よし!
 いってきます!」


「あっ!姫花ーっ!」

ん?誰かが、あたしのこと呼んでる・・・

「ひっめっかーっ!」

あぁ、愛紅だ。

安田愛紅。

あたしと詩と愛紅は幼馴染。

唯一のあたしの相談者。

そう、あたしが詩のことを好きだってことを、愛紅は知っている。


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