君はひまわりだった
「そっか、じゃあ、ここにきたら、また君に会えるかな??」

「多分ね・・・」

「じゃあ、またね??」

「あ・・・・・うん」


俺は、詩、君と会って、変わった気がするんだ。

毎日が・・・・・
いつもと変わらない空が、違って見えるようになったんだ。

毎日、24時間、君の事で頭がいっぱいだった。

毎日、君に会うためにひまわり畑に行った。

君に会うたび、心が、激しく・・・・激しく躍ったんだ。

雨の日、君は、ひまわり畑には来ない。

前に言ってたね。

雨の日は外には出てはいけないと。

学校はどこ?って聞いたとき、何も答えてはくれなかった。

どうしてなんだ?

俺は、君の事、名前以外なにも知らないんだ。

たまに俺は、そんな自分が嫌になる。
自己嫌悪。毎日そればっかりだった。


そんな俺を君は知らないんだろう。

そして俺は、君の事を何も知らない・・・・
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