あなたにそっと恋をした
伊吹くんのバカっ!
なんでよ!
伊吹くんなんて、だいっきらい!
あたしは家に帰って制服のまま布団の中に潜り込んだ。
すると携帯に1通のメールが届いた。
ん?伊吹くんからだ……
『さっきは言い過ぎた』
『ごめん』
あたしはすごい勢いで布団から出た。
そしてすぐに携帯を取ってりっちゃんに電話をかけた。
「りっちゃん、りっちゃん!」
「なに、やけに元気じゃん」
「伊吹くん、変わってなかったー!」
「良かったじゃん!」