あなたにそっと恋をした
その日はあの目が合ったとき以降、目が合うことはなかった。
放課後、体育館に行く途中あたしは衝撃の現場を見てしまった…
告白――――――…
誰だろうと思い、あたしは物陰に隠れた。
みてみると2組の水野さん(名字しか知らない)と伊吹くんだった。
「用ってなに?」
「あ、あの…ずっと前から今も好きです。付き合ってください」
「……………」
「迷惑かな……?」
――――――――……
そこから先は伊吹くんの声が小さくて聞き取れなかった。
やっぱり伊吹くんモテモテなんだ…………